期待通りどころか、期待以上の超傑作!!おすすめ度
★★★★★
哲学的なテーマと娯楽活劇の超ハイレベルな融合。深読みできる奥行きの深さ、単なるアクション大作としても素晴らしい。物語りも監督らしく、どんでん返しの連続。多少の詰め込み過ぎ感が無くはないですが、152分もあるのに、緊張感と驚きたっぷりで長さは全く気になりません。
余りに凄まじく、余りに圧倒される。「ゴッド・ファーザー」「ロード・オブ・ザ・リング」と肩を並べる傑作だと思います。
まず、役者の全員がいい仕事をしています。クリスチャン・ベイルのプレイボーイぶり、セレブ生活の雰囲気までぴったり。武器開発のフォックス役のモーガン・フリーマンも、執事のアルフレッド役のマイケル・ケイン。この二人で、娯楽作なのに映画に重厚さを加えています。
ゲイリー・オールドマンは渋い演技で、売り出し中のアーロン・エッカートは実力派ぶりを発揮して、それぞれ素晴らしいです。
そして、なんといってもヒース・レジャー。見ていて腹ただしいほどの悪の権化ぶり。一世一代の演技と言ってもいい。
バットマンの行為は「善」であるが、そのやり方は殺人は犯さないが法を外れている。ジョーカーは、このバットマンの「善行」スタイルを裏返す。
「正義」と非道との区別を知っていたはずのバットマンですら、ジョーカーに信念を揺さぶられる...。
悪人は倒せても、悪そのものは無くせない。その意味ではダーク・ナイトの仕事はなくならない。が、その存在そのものが悪の存在を保証してもいるという矛盾。これは、究極の問いであり、映画はそんな深い余韻を残す...。
最高にカッコいいバットマンおすすめ度
★★★★★
他の方のレビューではジョーカーの素晴らしさが語られていることが多いので
こちらではバットマン=ブルースについて書きたいと思います。
本作ではキャラクターの「威力」でいえばヒース演じるジョーカーに食われているといわれているバットマンですがそんなことはありません。
本作で一貫して描かれ続けるブルースの「苦悩」。
平然と悪を貫くジョーカー、そして正義を貫くデント。
この2人とは違い、自分の行いに迷いを抱くブルース。
それでも「バットマン」を辞める事が出来ないのは何故か。
憎しみを仮面に隠し、殺意を心に閉じ込めジョーカーに対峙するシーンは
何よりも人間らしく、そして高潔だと感じました。
そして何故、彼は「ヒーロー」ではなく「闇の騎士」になったのか。
あなたの目で確かめる価値はあります。
最高にカッコいいバットマンです。
バットマンは嫌いでしたがおすすめ度
★★★★★
僕はバットマン物が嫌いで、最初この映画が
バットマンだと思わなかったんです。
ところが鑑賞後は大満足、いや放心状態か。
見てないバットマンビギンズを即購入しましたよ。
内容は他の方の通り。
ぜひとも、ご覧になって下さい。
是非、この映画はブルーレイで観たい。おすすめ度
★★★★★
「善」と「悪」を見事に描いた、この映画の素晴らしさは、ほかの方が充分語っているので、あえて、もう私は、それ自体は語りません。
私がここで言いたいこと、それは、もし、こんな傑作を、映像と音が従来のDVDに比べて格段に良いブルーレイで観れたら、最高だということです。
DVDより少し高かろうが、こっちで観た方が絶対に良いです。
もしかしたら、この映画が、ブルーレイを急速に普及させる、キラーソフトになるかもしれません。
確かに良い作品だがおすすめ度
★★★☆☆
前作 ビギンズ とは一線を画する作品。(続編ではあるが)
早逝したヒースの演じるジョーカーは“真の悪”とは何かを教えてくれる。
対するバットマン=ブルース・ウェインは全編を通じ、ジョーカーに翻弄されながらも
頑なに自分流の正義を貫く。
まるで黙示録を見るような息をのむ対決だが、とにかく長い。
二転三転するストーリー展開も良いのだが、やや強引に話を伸ばしている
感も否めない。(ジョーカーを簡単に脱獄させてしまったり・・・)
しかしながら、ティムバートン版のバットマンより更にダークなバットマン像を
確立したと言えるでしょう。
バットスーツもバージョンアップし、新メカ? バット・ポッド も超クール。
ヒースの演じるジョーカーが再び観れないのが残念だ。
大変良く出来ています。
おすすめ度 ★★★★★
これが発売されるのを心待ちにしていました
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
ホント満点を付けても良い出来です。