長さは良いが…こちらが本流?おすすめ度
★★★★☆
2005年のヒット作品となった小説「電車男」、ドラマ化され、映画化もされた。これは映画版の方である。
ドラマというと内容的には分かり易く出来るものの、1時間ものとすると1クールが10回以上となり、どうしても長くなってしまう。だから、どうしても毎回欠かさず見なければならないという義務感を感じて、毎週見てしまう。
個人的にそんな訳でドラマというものはなるべく見ないようにしているのだが、映画はだいたいの作品は2時間以上と長いものの、単発で終わるので結果的にそんなに長くはならない。
かつてこの電車男のドラマ版を一通り見た人間からすると、どうしても映画版と比較してしまう。例えばキャストが違うとかいった点だ(しかしラストにはドラマ版のあの二人がちょこっと出演するのがミソ)。しかしそれ(ドラマ版とキャストを揃える事)は制作会社の違いや事情などといった点からしてそれは無理な事だろう。
またドラマ版はコミカルに演出されていて見ていて楽しいが、こちらはややシリアスに演出されている。もしかして原作者はこの作品を実写化したらこうなるのでは?と望んでいたのかもしれないのでどちらが良いと軍配を上げにくいのだが、オタクである人もそうでない人も、この作品に興味を持ったならば、とりあえず一度見てみる事をおススメしたい。
ドラマ版とは比較してはいけない作品おすすめ度
★★★★☆
僕もドラマ版を先に見ました。すごくコミカルで楽しめました。
で、映画版ですが、ドラマのようなドタバタを期待しては楽しめません
そういう期待を捨てて、まったく別なラブストーリーとしてみると
ものすごくせつなくて純粋で、雰囲気タップリの最高の作品です。
理由はわかりませんがすごくリアリティーがあるんですよね〜感情移入した〜
実話に基づいた話っていう先入観がそうさせるのかな?とにかく
ラブストーリーとしては類を見ないよさがあると思います。
4つ星なのは、もう少し長い話にしてほしかったという「希望」をこめた4つ星です。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
。従来の伝統を引き継ぎつつ、バランスがうまくとれてます。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
女性に全く縁がなかったおたく男=電車男(山田孝之)は、電車の中で酔っ払いに絡まれた女性(中谷美紀)を助け、それがキッカケで彼女に恋を。それをインターネットの掲示板サイトに書き込んだところ、そのネットユーザー達から熱い応援を受けることに。はたして電車男は恋を成就できるのか!?
原作はおたく世代のリアルなラブストーリーとして楽しめたが、映画は少しそのリアルさに欠ける部分がある。例えば山田孝之のダサいおたく男の容貌は、旧世代おたくすぎてまるでマンガのようだし、服を脱ぎ捨てて走るなど、大げさすぎる演出も時には興ざめになる。でもそれを上回る感動があるのだ。絵文字の使い方もユニークだし、電車男を支えるネットユーザー達のエピソードも共感してしまうようなものばかり。観て損のないハートフルな作品だ。(横森文)