アニメーションのイメージどおりのミュージカル!おすすめ度
★★★★☆
主演のシーラ・バッジェスがいい。まさにあのアニメのアリエルのイメージどおり。アースラの方は、もっと巨漢にやってほしかったな。でも、悪くない。
知っての通り、もともとのアニメーションが、あの『リトルショップ・オブ・ホラーズ』や『美女と野獣』を大ヒットさせた、メンケン・アッシュマンのコンビ。ミュージカルとしての出来はいい。アッシュマンが亡くなり、詩は別の人が補っているが、新たに10曲が追加され、よりミュージカルらしい広がりとなった。
たわいのないおとぎ話ながら、声を失ってでも陸に上がって王子に会おうとするアリエルの物語は、甘く切ない。それは、また、愛する人に会うためになら、言葉の通じない外国や、まったく文化の違う社会へも飛び込んでいこうとする女性を象徴しており、心の深いところでは、多くの人が主人公に共感を持つだろう。
ただ、惜しいのは、もともとの作品を全編ミュージカルにするために無理に延ばした部分にアラが目立ち、曲が水っぽい(同じ曲調の繰り返しが多い)こと。また、クライマックスの作りが、『美女と野獣』に似てしまったこと。それと、アニメ版より曲をいじりすぎたこと。みんなで歌うから、アンダー・ザ・シー、が、ウィアー・ザ・ワールド、に聞こえてしまう。
「王子」も歌います。おすすめ度
★★★★★
アニメーション映画には、無かった歌がたくさん有ります。嬉しかったのは「エリック王子」の歌が有ったこと。荒波から「アリエル」に助けられた「王子」が、その微かな記憶を元に歌う11曲目が切なくて良いのです。このCDは輸入版なので、日本語の訳詩が無いのですが映画を知っている方なら楽しめることでしょう。歌詞カードには豊富な舞台写真が載っています。海の底の場面を、どのように表現しているのか?また「アリエル」の人魚のしっぽは、どうなっているのか?などがわかりますよ。個性的な登場人物たち。悪役「アースラ」でさえ、素敵と思える歌を歌っています。私の宝物のCDになりました。聴いていると場面が浮かんできますので、目をつぶり、最後まで一気に聴くことを、おすすめします。
上出来
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
。これは買わねばならないでしょう!
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!